プロの定義(自論ですのであしからず)
コンクールに出場する子供とか、お客様で上手な方がいらっしゃると、素直に「すごいなあ」と思います。
「将来ピアニストになりたい!」とかキラキラした瞳が眩しい@
音楽の世界もどんどんレベルが上がり、小学生で大曲を弾いていたり、コンクールに毎年出場したり。
まあ・・本人が好きで(人前で演奏すること&批評されること)覚悟の上でやっているのなら、良いと思います。
大学のピアノサークル(音大生以外)などにも、恐ろしく達者に弾く学生さんが沢山いて「なんだこりゃ~」(◎_◎;)
と思ったりもしています。
しかしながら、いつの世も「音楽で食べていく」ということは、かなりのリスクのある「冒険」であります。
よほどの天才以外は、自分は「演奏家」ではなく「音楽全般よろず引き受けます業です」くらいのスタンスでいないと、生き残ってはいけないのかなと思います。
自分の経験ですが・・高校生のころ
「この曲のキーを移動して歌いやすいように楽譜を書いてくれませんか?あ・・ピアノ伴奏も付けて」
「ライブ演奏のデモテープがあるんだけどー。ギターパートだけ、写譜してくれる?」
「一週間後にうちの教室の発表会があって、、でも1人ケガしちゃって。その子の代わりで、、この曲ひける?」
「明日のクリスマスイブのパーティーのBGMでクリスマスソング弾くバイトあるんだけど。やらない?」
・・・
なーんて、飛び込みの無茶な依頼がよく来たりしたものです。
結論からいえば、依頼は全部受けました。よく徹夜で練習(仕事)をしました。
簡単にいえば、「期限内に、依頼に応え納得してもらえるクオリティーに仕上げ、報酬を得る」こと。
10代のころからそんな自分をプロだと思って来ました。
だから、、自分の弾きたい曲を弾いて、拍手もらって・・というのは、お遊びだと思っていました。
今思えば、超生意気でしたね。演奏家になれると思ったこともないし、実際なれなかった。
でも「音楽で」生きてきた。それが私にとっての「プロ」の定義です。
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